学校だより「古府っ子」(平成30年2月1日発行)より

大雪による臨時休校について考える

 1月12日(金)は、私の33年間の教員生活の中で、大雪による臨時休校を初めて体験する日となりました。自分自身が、小学生や中学生、高校生や大学生のときも、大雪による臨時休校を体験したことはありませんでした。
 この日は、いつもより早めに氷見の自宅を出たのですが、国道415号線の雨晴地内の坂道で、交通渋滞に巻き込まれました。7時を少し過ぎた頃に、高岡市小学校長会の電話連絡網により、高岡市教育委員会が、この日、市内すべての小・中・特別支援学校を臨時休校にするという判断を下したとの連絡を受けました。

 

 ところで、私が教員として勤務を始めたのは、昭和60年のことです。その年の12月中旬に、今回と同じように、1mほどの雪が一晩で積もったことを、はっきりと記憶しています。なぜならば、自宅近くの神社に停めてあった車を雪の中から掘り出し、多くの雪が残る道を学校まで何とか車を運転して向かい、学校に到着したのが、お昼近くだったという経験があるからです。途中で学校に連絡したくても、携帯電話等がない時代で、公衆電話を利用しようにも、できる状況ではなく・・・。教室に行くと、期末考査を終えて、版画コンクールに向けて、子供たちが、いつも通り、落ち着いて活動に取り組んでいました。大雪が降ったことなど、まるで関係ないかのように・・・。

 また、私が高校生だった頃、家に自家用車はありませんでした。普段は学校まで、雨が降ろうが風が吹こうが自転車で通い、雪が降ったら、仕方なくバスで通学をしていました。今は、道路に融雪装置があったり、適切に除雪作業が行われたりしているため、バス停で待っていて、バスがやって来ないということは、まずないでしょう。しかし、その頃は、ちょくちょくバスがやって来ませんでした。そんな場合、どうなるかというと、とりあえず、次のバス停まで歩いて行って、バスを待とう、でも、やっぱり来ないから、また、次のバス停まで行こう・・・。結局、自宅から学校までの長い道のりを、歩いて行くことになるのです。大幅に遅れて登校した自分に対して、先生は怒ることなく、よく歩いて来たなあとほめてくださいました。突然、学校が臨時休校になったとしても、今だったら携帯電話やスマートフォンを使って、どこにいても連絡が取れるのでしょうが、昔は、自宅にある固定電話でしか、連絡を取ることができませんでした。

 

 ほとんど、すべての家庭に自家用車があり、ほとんど、すべての人が、携帯電話やスマートフォンを持っているなど、時代が変化し、豊かな生活を手に入れた現在でも、大雪等の大きな自然の力に人間は逆らえないということを、改めて実感しました。
 また、昔は今以上に多くの雪が積もったのに、なぜか臨時休校は行われなかったのです。

 

 

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